外装デザインは素材でイメージが全然変わってきます。
いま現在、住宅で最も使用されているのが「サイディング」という商品です。
価格が安価で種類も豊富にあり、組み合わせで色々なデザインを楽しむことができますが、メンテナンス性があまり良くないので、メンテナンスのサイクルが早い商品でもあります。
ALC(パワーボード・スーパーボード)は、厚みもあり、耐火性能・防音性能が高く、メンテナンス性に優れた商品です。
重厚感がありますが、コストはあまり高くはありません。ですが、デザイン性でいうと、サイディングに劣るといえます。
ジョリパッドは、主に専用サイディングにお好みの色をコテで塗ったように仕上げる外壁材です。
実際は、塗料のような物を吹き付け、コテで模様を付けていく工法となります。
細部まで塗れますので、デザイン性は高いのですが、汚れが目立ちやすく、下地のジョイント部分が経過と共に目立つようになり、場合によっては割れ目が出るケースもあります。(雨漏りはしません。・・・キチンと施行すれば)
タイルは、外装材の中で最も劣化しにくい素材といってもいいでしょう。色落ちすることはないし、吹替えの必要もありません。
ですが、割れたり剥がれたりした場合、大抵替えがききません。
割れたままか、剥がれた物を貼り直すか、似たような物を貼るしかありません。
しかも、施工の手間がかかるため、値段は高くなります。
モルタルは、細かなデザインに対応が可能で、価格は少々高くなります。メンテナンス性は良い方といえるでしょう。
昔の住宅程ではありませんが、ひび割れすることもありますので、その時はメンテナンスを早めに行う必要がありますし、壁内の湿気や万が一の雨水の浸入から住まいを守る通気工法には不向きです。
構造との相性や環境的配慮も必要となり、費用との相談もポイントとなります。